高齢者の青物釣り・問題点はこれ、では改善策は

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今回は、サンスポの釣りコラムの取材という事で、浅海のメジロ釣りを森永誠記者に同行しました。

森永さんは、元週間釣りサンデーの編集部におられた方で、波止釣り時代からお世話になっている大先輩です。串本大島カセ釣り研究所のYoutubeチャンネルにも度々登場いただいてます。

そんな森永さんですが、最近は、お友達の新田さんを連れて来て、新田さんが釣って森永さんは取材に専念する。その釣りをトータルでサポートするのが僕の役目となってます。

さてさて、

新田のオイやん、いつも元気いっぱいですが、御年七十いくつですかね?いわゆる「高齢者」ですから、青物との引っ張り合いは「ガンガンいく」というわけには行かないし、当日は、クーラー一杯分釣れたら、まあ、良しとしようくらいに思っていて、それは上手くいったと思います。コラムネタとしても、「合格点」かなと思いました。

というわけで、当研究所の同船サポートをご利用される方には年配の方も多いし、ちょうど良いので、「高齢者の串本のカセ釣り」という、当研究所が最近、お題の一つにしているテーマに迫ろうと思いました。

高齢者のアングラーは経験が豊富なので釣りは上手な人が確かに多い。新田のオイやんもご多分に漏れずである

高齢者アングラーの美点と弱点

年配の方にはちょっと厳しいことも書くかも、ですが、これも、釣り好きのおっちゃん、おばちゃんに串本のカセ釣りを思う存分に楽しんで貰いたいという、「思いやりのかたまりのような若造からの提案、意見」として、ご賢察、ご理解下さい。笑

特に、おっちゃんアングラーですが、「若いころにブイブイ言わしていた」のは、こちら(若いもん、あるいはクソガキ)としても尊重も敬服も致しますが、もう、おっちゃんも体力的にしんどくなってきているわけじゃないですか。「あれもこれも知っている、出来る」ってのも「昔の話」になっている人も多いし、新しい釣りの考え方、釣り方、道具、色々な事が、もう「令和の新時代のそれ」になっているわけです。

おっちゃん達が若いころ、明治、大正生まれのおっちゃんとか、おばちゃんとか、「古臭いなぁ」とか思ったでしょう?同じことを令和の若者たちはあなた方に思うわけです。なので、感じの良いおっちゃん、おばちゃんとして振る舞う事で人間関係を円滑にする事が、釣りというレジャーをより楽しむためのコツというか、キモになることに、まずは気づいてくださいね。

さて、高齢者に対しボロカスを書くことが、本稿の目的ではありません。まずは、高齢者アングラーの美点や長所を明確にしておきたいと思います。

高齢者アングラーの美点

まず、高齢者アングラーには、釣りの上手な人が多いです。

ヨレヨレなのに(失礼・・・笑)、魚が掛ると竿さばきとか、目を見張るものがある人が多い。専門的な視点で見ても「相当にやってるなぁ」と感服させられることが、ホントに多いです。

また、昭和の後期から平成の時代、様々な釣りにおける、釣り方、釣り具(など、釣り業界全般)は飛躍的な進化を遂げたわけですが、その歴史の生き証人である高齢者アングラーは、実に色々な事(釣りを上手に展開する上において貴重で重要な様々な知識、技術など)をご存じです。「若いもんは、少しは見習いなさい」と思わされることもしばしばなんですよ。

高齢者アングラーの弱点

しかしながら、やっぱり年には勝てないのが、体力面、運動能力の低下です。また、思考に柔軟性を欠く人も若年層の比ではないくらいに多い。「昔はこうやった」は、確かに尊重し、お聞きもしますが、「今はこうやねん」も受け入れて欲しいと思うわけですよ。

要するに、技術も知識もあるのに、身体と思考が付いて来ない。これが、串本のカセ釣りに来られる高齢者アングラーの特徴の最大公約数ではないかと、今の所は、当研究所として、分析結果としてます。

問題点に対する対策は

高齢者の釣りでは、青物釣りで特に顕著な問題点は、「やり取りの時間的な長さ」です。力負けして、もたつくために、時間が必要以上に掛かるわけで、お祭りなどのトラブルも多くなる。すこし考えれば当たり前のことです。

また、カセ釣り経験が豊富で様々なトラブルにも対応力がある人は、まだ良いかも、ですが、ここ最近流行のイワシフカセも流行りだしたのが2016年ごろからで、この釣りでは最もベテランクラスの釣り人でも、現状では6年ほどのキャリアしか積んでないという事になります。(要するに、他の釣りの経験は豊富でも、イワシフカセの経験はわずか数年であること)

しかも、イワシフカセの釣りは年々人気が上昇しているため、この釣りの人口も全体的に増加傾向にあります。このため、釣り人(カセ)の間隔は、益々短く、狭くなることも予想されるわけで、もう、テクニック云々よりも、パワーが要求される釣りになることも、常識判断として算出(予想)せざるを得ないわけですよ。

要するに、問題点は「力負け」「スピード不足」であり、対応策は「電動リール(の導入)」でしょう。

電動リールは次世代型両軸リールとして発展を続けているし、本稿の内容の場合だと、電気の力で足りない部分をカバーするという考え方です。また、電動リールをワードローブに加える事で、色々な(釣りの)拡張性が見込めて、高齢者アングラーも、もっともっと快適で楽しいカセ釣りが可能になるとも予想される(期待できる)わけです。

出費は確かに痛いです(笑)が、要るか要らんか解らん道具を次から次へと買い漁るのも、ある意味、釣り人の性(さが)でもあるかと思うと・・・(年食っても同じでしょう、これは。笑)

「少し賢くなることで、もっと快適に串本のカセ釣りが展開できるけどなぁ・・・」なんてのも、

いや、つらつら思います。(怒られますかねぁ・・・笑)

同船サポートのご案内

串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。

「YouTubeで観たあの釣りをやってみたい」あるいは、「もっと串本のカセ釣りを詳しく知りたい」、「せっかく串本のカセで釣りをするので、出来るだけキチっと釣りをしたい」などなど、快適な串本のカセ釣りを案内しサポートするのが同船サポート&ガイドのサービスです。

ガイド料が発生する有料のサービスですが、普通なら「10回通わないと見えない(解らない)ことが、たった10分で解る」ので、串本のカセ釣りの醍醐味を知るには近道という事です。

詳細は以下のリンクから案内してます。

串本大島カセ釣り研究所:同船サポート&ガイドのサービス

2022年8月19日 高齢者の青物釣り・問題点はこれ、では改善策は

使用タックル

ロッド:アルファタックル オデッセイAM 302
リール:シマノ 海魂3000T
道糸ハリス:フロロカーボン12号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

ロッド:パワーウルフ 220M
リール:ダイワ タナセンサー500
道糸ハリス:フロロカーボン12号(下巻きPE3号200m、リーダー12号 130m)
針:フカセヒラマサ13号

マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2022年 9月 05日

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