磯竿論・その1(号数選択)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

串本のカセは何を釣るにしても磯竿で釣れるんですが、「カセで、わざわざ取り回しの悪い磯竿を使うのもどうなんだ・・・」なんて、思う人が大半でしょう。

いや、僕は、一般的な「常識」とか言われるものが嫌いというか、「常識」って言われるものには、無意識に反発したくなるというか、人が「そうじゃない」って言う事に好んで突っ込んでいくというか・・・

いわゆる、「天邪鬼」でございますが、ナンとか言うか、どこかで誰かがやっているような「誰かさんと同じような釣り」には、あまり興味が無いというか、人の真似をするのが嫌いで、人に真似をされるのを好むというか・・・

これ以上続けると嫌われそうなので、天邪鬼論はこんなもんにしておきます。(笑)

閑話休題(そりゃそーと)

サイズで分けるメインロッド

串本のカセ釣りのメインターゲットは、それぞれ

  • Sサイズ(グレ)
  • Mサイズ(真鯛)
  • Lサイズ(青物)

このように分類しますが、磯竿を準備するのは、それぞれで、号数を分けておきます。すなわち

  • Sサイズで1号(3)、1.2号(4)、1.5号(5)
  • Mサイズで2号(5)、2.5号(6)、3号(8)
  • Lサイズで4号(10)、5号(12)、6号(14)
  • (カッコは平均のハリス号数)

基本的に、力の弱い人(例えば女性や子供)は低号数がよく、力の強い(体力に自信がある)人は、大きな号数が良いです。

非力な女性が2号ロッドで巨大イズスミを掛けるとこうなる。1.5号のロッドに5号から6号のハリスが適切な号数選択と言えるかもしれない

「平均ハリス」としているのは、一般的な磯竿の使用時のハリスの号数としては高めですが、やっているのが「磯釣り」ではなく「カセ釣り」であるし、このくらいの号数をもってこないと、レッドゾーン(限界手前の究極の弧)の演出とかできないです。

カセ釣りレッドゾーンは「ロッドの極限の弧を描く」という意味。6号竿をこのくらいブン曲げないといけない

号数選択としてあげた数字(竿の号数)は、平均的な数字で、これに、経験(あるいはスキル)、好みの釣り物、季節や釣り方、また、カセの設置場所なんかで、微妙に「適切な号数」は変化します。

なので、ケースによって100%、ピッタリの号数選択をしようと思ったら、全部の号数が必要とかになりますが、それは現実的ではないので、「理想の釣りのスタイル」を考えて、お気に入りのメインロッドを購入し、ガンガンブン曲げるようにしてくださいね。

磯竿って5本継ぎがほとんどですが、良いのが掛かった時に、4番の根本からバット(元竿)の先端を曲げに行ける号数がお勧めです。

ちなみに、僕は、浅海のグレ釣りでは1号(ハリス3号)、赤灯前の大イズスミの釣り、浅海40mの青物釣りでは5号(ハリス12号)、赤灯前のグレ釣りでは1.5号(イワシエサの場合ハリス5号から6号、ペレット、アオサならハリス3号)、真鯛釣り(完全フカセ)では2号(フロロの5号~6号で通し)をメインに使用してます。

釣具屋の回し者じゃないので、「磯竿買った方が良い」とか言わないですが、「磯竿ブン曲げたら、面白い」です。

カセ釣りをさらに面白くできるように!

こういう考え方もあるよってな感じで、当コラムは楽しんでくださいね。

磯竿論の各ページはタグ付けされています。以下のリンクより、興味のあるページをご覧ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
アバター画像

兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ピックアップ記事

  1. 2023-5-27

    手記「釣りは努力なんか要らんよ。夢中になったらエエねん」

    (アイキャッチ画像は25年くらい前のもの。笑) 先日Youtubeで偶然見た動画(ショート動画…
  2. 2023-5-22

    手記「名手は釣って見せるだけ、名人は釣って魅せる」

    (アイキャッチ画像は「浅海で1000枚のグレを釣る」という企画当時のもので2016年の6月撮影) …
  3. 2023-4-19

    今期の乗っ込み真鯛を釣りたい人はこれを観ろ

    今回は3人グループ様からの同船依頼でした。 「いつもは日本海で船釣りをやっているけど、そろそろ…
  4. 2023-3-26

    青アジが釣れたので飲ませ釣りをやってみたら

    3月も中旬になって、少し青物の食い気も少なくなってきましたが、この時期になってもボチボチとですが、ブ…
  5. 2023-2-15

    掛ったアジにブリ連発!これが串本胴付き仕掛けの釣り

    この日は同船サポートの常連の岩渕さん親子と、またまた浅海40mのカセに行ってきました。 岩渕さ…

カテゴリー

ページ上部へ戻る