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この日も同船サポートの釣行で浅海40mのカセでしたが、今回のクライアントは『釣れたらいいね!なんちゃんチャンネル』のCHIAKIさんでした。

CHIAKIさんのチャンネルを見せて頂くと、南紀勝浦や四国南西部の中泊など、僕が磯釣り時代によく行っていた磯が並びます。これは話が合いそうと、ガイドの申し込みを請けた時点から楽しみにしてました。

CHIAKIさんは磯釣りがメインのクライアントさんで、僕が魚を釣っている映像をチャンネル動画に加えたいという要望だったので、申し込み相談の時点で、「だったら磯竿でイワシフカセをやりましょうか」と、こちらから提案して、「ぜひっ!」と言ってもらえたので、久しぶりに僕も燃えました。(「ブン曲げが出来るやん」って感じです。笑)

ただ、この前の週は寒波の到来で、日本全国で雪が降ったし、串本の湾内も古座川の水が入ってくれば水温低下は避けられません。クライアントからはガイドの料金も頂いているし、ここは(良い魚を)出さないといけない(失敗は許されない)タイミングでもあるので、一応念のため、8号までラインは落として準備しました。

潮の感じは良かった

僕のブン曲げを動画に収めることが目的と言っても、CHIAKIさんは串本のカセ釣りは初体験だし、「ぜひ、イワシフカセの強烈なやり取りを体験して欲しい」とも思ってました。

撮影は未明のタイミングより明るくなってからの方が段取りも良いし、未明からマズメは青物ロッド(女性も使いやすいリアランサー完全フカセ)をメインに使用して、ブリが掛かったらCHIAKIさんにやってもらうことにして、磯竿での竿出し(ブン曲げ)は、メインコンテンツだし、完全に辺りが明るくなってからという事にしました。

プラン通りに上手く進んで、CHIAKIさん、2本目のやり取りが始まりました。

7キロクラスの良型。このクラスはCHIAKIさん初めてのようだ

上の写真の一発を取り込むと、間髪入れずに愛竿のパワースペシャル6号が舞い込みました。ここは僕が「釣って”魅せる”」ところ。「任せろっ!」と言った感じでした。笑

実はこの釣りでは「伸される」ことにも重要な意味がある。詳述は長くなるので割愛するが

この時点で合計4本を取り込んで、6キロから7キロクラスで型も揃ったし、「とりあえずは、まずまず」といった所でしたが、まだ苗我の頭に朝日が出て無いので、「もう一山イケるかも」と思ってました。

10キロクラスで連発

今期のイワシフカセの寒ブリ狙いも時合いが短い傾向があります。

これは昨年も同じような感じでしたが、昨年は潮の透明度が異常に高かったので薄暗い時間帯に時合いが集中するのは、普通の感覚として「当たり前」とすんなり腑に落とせたわけですが、今季は、特に澄み潮って感じでも無いし、3、4年前なら「この潮色なら9時過ぎまで食ってもおかしくない」って状況が続いてます。にもかかわらず、やっぱり8時ごろ(7時半と言っても過言じゃない)には時合いが終了するパターンが続いてます。

ここ数年、イワシフカセの青物釣りは「バカみたいに釣れた」と言っても過言じゃないくらい釣れました。ブリ、メジロは、生息数的には「異常繁殖」と表現してもおかしくないくらいで、そんな、アホみたいにたくさんいる青物だからこそ、簡単に釣れたんじゃないかとも思う昨今です。

何が言いたいかというと、簡単に釣れた時の感覚のままで自分の引き出しにしてしまうと、いざ、食いが渋くなった時(あるいは、イマイチ釣れない年)になると、一気にお手上げになってしまう危険もはらんでいるじゃないかとも思います。

どうやっても食ってくるようなタイミングでは入れ食いにして「数」を経験しておくのは確かに貴重な経験です。しかし、そんな良い潮ばかり引けるわけは無いし、食いが渋い中の釣りでは、工夫して考えて、「こうやってなかったら届かなかった一発」を目指して欲しいと思うわけです。その一発は入れ食い体験同様かそれ以上に、貴重な体験(経験、引き出し)になりますからね。

というわけで、当日の釣りの話に戻りますが、完全に明るくなって渋くなってくるだろうタイミングで、当研究所開発中の「秘技」を使って、良(大)型に狙いを絞る作戦を展開しましたが、秘技が奏功したのかマグレなのかは、そりゃ解らないですが、上手い具合に大型が連発になりました。

CHIAKIさんゲットのブリ、10キロくらいある。重たい

この日最後のブリ。後ろの小割の向こう側まで走られた

コンディション最高のデカいヤツ。強かった

今回(依頼のブン曲げで10キロクラスゲット)は、一応「花丸(よくできました)」で、イイですよね?笑

大アジはサイズがデカかった

青物の時合いが終わって、流れは浅海の波止方向に素直な流れになったので、「これは完全フカセ」という事で、オキアミエサの完全フカセをやりましたが、チャリコサイズが4枚と、35cmクラスの「食べごろサイズ」も当たってきました。

中々、3キロ(60cm)、4キロ(70cm)の良型が拾えない釣りが続いてますが、真鯛釣りも大型狙いに特化した攻めが、ナンか無いかと思いますが、どうでしょうね。(今の所、ナンも無いです。小型の数釣りの延長線上で引っ張り出すしかないという結論)

まあ、大アジの時合いまでの「砂漠の時間」にアタリがあるだけマシですが。笑

普通の潮ならこのくらいのサイズは当たるようだ

真鯛の時合いが終わって、全然アタリも無く、15時を過ぎてもアタリは無かったので、「今日は大アジは無いのか」と諦めかけていたところで、隣のカセの真鍋さんに大アジがヒットしました。

「時合いが来たのかも」なので、直ぐにサシエもマキエもフレッシュにして投入したら、直ぐに大型のアジが連発で当たってきました。

肥えっぷりが半端ない。1キロあるんじゃないか

この日のアジはデカすぎて口切れが連発したのが勿体ないかったです。時合いも30分しか無かったので、6匹取れたし、まあ、良しとするべきでしょうね。

今回の釣りは、良い潮でした。やっぱり、良い潮の時は、釣れる魚のサイズが大きいですね。

同船サポートのご案内

串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。

「YouTubeで観たあの釣りをやってみたい」あるいは、「もっと串本のカセ釣りを詳しく知りたい」、「せっかく串本のカセで釣りをするので、出来るだけキチっと釣りをしたい」などなど、快適な串本のカセ釣りを案内しサポートするのが同船サポート&ガイドのサービスです。

ガイド料が発生する有料のサービスですが、普通なら「10回通わないと見えない(解らない)ことが、たった1回で解る」ので、串本のカセ釣りの醍醐味を知るには近道という事です。

詳細は以下のリンクから案内してます。

串本大島カセ釣り研究所:同船サポート&ガイドのサービス

2023年1月31日 10キロクラス連発!6号竿ブン曲げのイワシフカセ

使用タックル
メインタックル(イワシフカセ)

ロッド:がまかつ パワースペシャルフカセ6号
リール:シマノ 海魂3000T
道糸:フロロカーボン8号(通し)
針:船ヒラマサ14号

サブタックル(イワシフカセ)

ロッド:シマノ リアランサー完全フカセ 300H
リール:シマノ 海魂4000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:船ヒラマサ14号

マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ

完全フカセ(真鯛狙い)

ロッド:シマノ BB-X SP MZ 2号(500-550)
リール:ダイワ ソルティガ35
道糸:フロロカーボン5号(通し)
針:フカセ真鯛12号

胴付き(1)

ロッド:がま船 タイドスター50号
リール:シマノ 小舟1000
道糸:PE3号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:30号

胴付き(2)

ロッド:シマノ 海上釣り堀シーリア400H
リール:ダイワ ミリオネア250
道糸:フロロカーボン5号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:25号

マキエサ:オキアミ
サシエサ:オキアミ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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