チームワークでメジロ爆釣!浦見の掛かり釣り

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浦見(湾外)の掛かりでメジロが爆釣中という事で、釣友の三重県在住・黒田兄弟(双子)と一緒に行ってきました。

前日に船頭に電話して、黒ちゃん兄弟のエサの予約状況を確認しましたが、通常の冷凍イワシの解凍を2枚という事だったので、「あ、二人とも完全フカセか・・・」

それなら僕は、みよし(舳先側)でカモシ(天秤フカセ)をやれば、「理想形が作れるかも」と思って、「(イワシ)ミンチを一つ追加」で打ち合わせ終了にしました。

当日は北東の風の予報。この風は浦見湾の場合、大島側から吹いてくるので、舳先は大島側に向くと予想しました。さらに、通夜島か出雲方面に潮が出(流れ)れば、カモシが潮上で完全フカセが潮下の理想形が作れます。

もちろん、自然相手なので目論見通りに行かないことがほとんどですが、後は、黒田兄弟が、「持っているか、持ってないか、かな」と思ってました。

イワシミンチの天秤フカセ

魚肉系のミンチをマキエにして、天秤フカセで青物を狙う釣りは関東地方でも盛んで、同所ではマキエかごの代わりに「カモシ袋」を使うのが特徴です。ゆえに、この釣りは「カモシ釣り」と呼ばれるわけですが、串本の場合は、カモシ袋の代わりに「サニーカゴ」を使うのが一般的で、「ミンチ」とか「カモシ」と呼ばれたりします。

サニーカゴのサイズは、イワシミンチの場合、「ジャンボ」が良い。真鯛の天秤フカセは「ビッグ」が最適である

この大きなカゴにオモリは60号から80号くらいが釣りやすいので、当然、かなり重たい仕掛けになるわけなので、リールも電動リールがベストとなります。

サニーカゴは、ジャンボサイズになると値段がかなり高い(5000円弱と思う)ので、高切れで無くすと動揺が膝に来るので、道糸のPEラインは8号とか10号が推奨です。「魚」や「釣り」に合わせれば、3号から4号のPEラインで十分おつりがくるレベルですが、フカセで使用しないので、このくらいの号数(8号とか10号)でも特に困ることは無いです。(困るようなら、オモリを100号とか150にすれば良いです)

サシエは、イワシの一匹付けや場合によっては2匹付けたりすることもあるし、食いが渋いようなら、イワシの切り身や、サンマの短冊も有力です。大事なことは、出来るだけサシエが回転しないように付ける事で、上手につけないと、仕掛けが絡んで釣りにならないです。

ハリスの長さは標準的には5mとされてますが、活性が上がってきた場合や小型(2キロ程度)から中型(4キロ前後)が中心の時は長く取っても3m程度で十分です。1ヒロ(1.5m)でも特に問題ないし、短いと仕掛けが絡みづらいのと、マキエの中にサシエが確実に入るので、こっち(短い)の方が良かったりする場合もあります。

また、ハリスに関しては、トモ(船の後ろ)に釣り人が居る場合も、どういう釣りをやっているかで、ミヨシの天秤フカセのハリスの長さは変えていきたいです。トモがオモリ無しの完全フカセなら、ミヨシの天秤のハリスは少々長めにとっても、仕掛けはお祭りしづらいですが、潮が早くて、完全フカセがオモリを付けだしたり、あるいは、胴付きなどを入れると、お祭りが多発したりするようになります。

要は、ケースバイケースで適切なハリスの長さは色々と変化するってことなんですが、乗り合いの場合は、船頭に具体的な指示を仰ぐと良いし、仕立て船(貸し切り)の場合は、知り合い同士で乗っているはずなので、チームワークを考えて釣りを組み立てると、上手くいきます。

それと、クッションゴムは、青物狙いの場合4mmを使用すること。真鯛用の細いものは、切られてしまいます。天秤もロングサイズが良いです。キハダ用の天秤とか、ベストと思います。

基本的な釣り方

基本的な釣り方もケースによって色々と思いますが、釣り船を使う場合は、魚探が付いているので、魚の居る層へドンズバで良いと思います。

また、魚探に魚が映ってない場合や、アンカーカセの場合は、魚探とか無いと思うので(ポータブル魚探を持っていれば話は別ですが)、その場合は、底から5m以内を狙う所からスタートして、食いが立ちだしたら、ドンドン、タナを上げてくれば良いです。

天秤フカセは、確実にタナにマキエを利かせることが出来るので、ある程度(ですが・・・)、釣り人側が釣りたいタナに魚を誘導することもできます。「浮かせたら入れ食いも可能」くらいに思っても大丈夫です。(忙しいです。笑)

また、青物は、動くエサに反応しやすいので、食わない時は、電動リールのチョイ巻き機能などを使って、誘いを入れてやるのも有力です。

取り込みは、最後、ハリスを手繰ることになるので、手を切らないように、グローブを付けるなどすると良いです。釣り船の場合は、船頭任せるのが推奨です。

カモシで寄せて、フカセで抜く

当日は、上手い具合に、舳先が潮上で潮が流れたので、カモシのマキエがバッチリと船全体に利きました。トモ(船の後ろ)の完全フカセの黒ちゃん兄弟は、入れ食いになりました。笑

途中、フェイスブックでライブをやったりして、楽しめた釣行でございました。詳しくは、Youtubeチャンネルの動画をご覧ください。

2021年10月16日 チームワークでメジロ爆釣!浦見の掛かり釣り

使用タックル

ロッド:ビーストマスター・キハダ
リール:ビーストマスター6000
道糸ハリス:PE10号、フロロ10号
針:船ヒラマサ14号

サシエ:冷凍イワシ
マキエ:冷凍イワシ(ミンチ)

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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