「次(ブリを)当てるからね」予告宣言の釣り

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今回も同船サポートの釣りで浅海40mのカセです。

クライアントは、「ほとんど釣りをやったことが無い」という完全初心者の男性だったですが、当研究所のYouTubeチャンネルで色々な動画を観て「イメージトレーニングはやってきた」とのこと。

最初にこれを聞いた時は、「あらら、さすがに、いきなり青物はしんどいかな・・・」とは思いましたが、だからと言って、サビキで小アジ釣りとか、そんな釣りは予約を入れてる浅海40mのカセでは無いし(と言うか、そんな釣りをやりに来たわけでも無いし)、「まあ、手取り足取りでやりゃ、ナンとかなるだろう」の軽い気持ちでカセに乗りこみました。

いきなり青物は入れ食いに

イワシフカセは未明からカセに乗りこみますが、一投目は潮の流れを見るために、オモリを付けない完全フカセの仕掛けで20mくらいに入れて馴染ませて潮の流れを観察します。

一投目が馴染むまでの時間を利用して、二つ目の竿受けをセットして2本目の竿を出して、その過程で、マキエも上撒きでボチボチと撒きます。2本目の準備をしながら、エサ取りの様子などを観察するわけですね。

通常は、青アジがトップまでイワシをついばみに来ますが、この勢いというか、動くスピードとか数であるとか、マキエの流れっぷりなどにも注目して、潮の状況に読みを入れていきます。

そして、2本目がセットし終わって、針やオモリをポケットに入れて、ハサミやペンチを準備したら、一投目の仕掛けを持ちあげてサシエの取られ具合など観察します。

この日は流れが適度にあるし、「オモリを付けないと入らない」と解ったので、ここで仕掛けを回収して、オモリ(3号の割玉)を付けて再投入します。

説教を垂れるわけでは無いですが、フカセの仕掛けにオモリを付けるのは、オモリを付ける理由がそのタイミングに(海側に)あるから付けるわけで、付けた方が釣りやすいとか、前は付けて釣れたからとか、釣り人側の理由(と言うか都合)でやっちゃうと、変な方向に釣りが行くので、まあ、注意が必要というか、「ここら辺、解ってない人も多いかな」と最近思う事も多いので、あえて、嫌われるのを覚悟でここに書いたろうと思いました。笑

それはさておき・・・

この日の未明は活性が高く、夜明け前には持ち込んだ60リッターのクーラーが満タンになりそうな勢いで釣れました。

真っ暗な時間帯はカメラを回しても、なーーーんも映らんので、カメラのスイッチは入れて無かったんですが、5本目が掛かって「仕方ないな」で、カメラを回し始めました。

既にこれが5本目だ。クーラーに入りきらなくなるので、これ以降は釣りを緩める必要がある

完全初心者という事で、釣りを習いに来ている部分もあるので、明るくならないとそういうのもやりづらいし、「釣れすぎで困りそうでした」と、またまた、嫌われるのを覚悟で書きました。笑

次、当てるからね

この日持ち込んだ60リッターのクーラーは既に満杯状態なので、「どうしようかな」と思いましたが、オキアミの釣りに切り替えるにはイワシエサの残量が勿体ないし、何よりも青物の気配がまだあるので、最近、余興でやっている「予告宣言」でもやってみようか思いました。

まあ、「次、当てるからね」と宣言してから仕掛けを入れて宣言通りアタリを引っ張り出すわけですが、気配があって、底撒きペットを使って正確にタナにマキエを利かせることが出来れば、後は、誘いのテクニックで、結構な確率でアタリは引っ張り出せます。

初見の人にとっては、「すごっ」とビックリかもですが、ある程度慣れてくれば誰でもできます。というか、ここ最近の串本湾内における青物の生息量は特筆ものなので、こう言うことも出来るわけで、ガイドは有料だし、「一芸魅せるのも顧客サービス」くらいの認識です。

「簡単そうにやる」のがキモ。ビックリしてもらえる

大アジは15時半から時合い

未明から早朝にかけて、青物は非常に感じよく釣れたし、流れも良いので、「どれだけ釣れるのか」とか思ってましたが、釣りはそんなに甘くは無いです。笑

真鯛狙いの天秤フカセの釣りは、2回ほど当たりましたが、どちらもチャリコサイズで、そのうち潮が(ホテル)ロイヤル方向にぶっ飛んで、完全フカセの真鯛釣りとか出来ない状況に陥りました。

大アジは、激流がぶっ飛んでも時合いが来れば釣れますが、その気配を見切るためには、エサ取りや青アジのアタリが欲しいところ。しかし、激流になると、こう言うのはほとんど当たってこないので、仕方が無いので、世間話ばっかりしてました。

15時を回って、「今日のアジは厳しいかな」って感じになりましたが、15時半を回って、ナンとか3匹ほど引っ張り出すことが出来ました。

以下、スナップです。

持ち込んだクーラー一つでは入りきらないので、船頭にお願いして僕のを持ってきてもらった

太い。良いブリだ

当然だが、この写真は必要だろう

寒ブリの季節はまだまだこれからなので、まだまだ楽しみです。次も頑張りまっす

同船サポートのご案内

串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。

「YouTubeで観たあの釣りをやってみたい」あるいは、「もっと串本のカセ釣りを詳しく知りたい」、「せっかく串本のカセで釣りをするので、出来るだけキチっと釣りをしたい」などなど、快適な串本のカセ釣りを案内しサポートするのが同船サポート&ガイドのサービスです。

ガイド料が発生する有料のサービスですが、普通なら「10回通わないと見えない(解らない)ことが、たった1回で解る」ので、串本のカセ釣りの醍醐味を知るには近道という事です。

詳細は以下のリンクから案内してます。

串本大島カセ釣り研究所:同船サポート&ガイドのサービス

2023年1月9日 「次(ブリを)当てるからね」予告宣言の釣り

使用タックル
レンタルタックル

ロッド:パワーウルフ220M
リール:ダイワ タナセンサー500
道糸:フロロカーボン12号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

メインタックル

ロッド:アルファタックル オデッセイAM302
リール:シマノ海魂3000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

サブタックル

ロッド:シマノ リアランサー完全フカセ 300H
リール:シマノ海魂4000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ

天秤フカセ

ロッド:がま船 タイドスター50号
リール:シマノ 小舟1000
道糸:PE3号
ハリス:6号(8m)
オモリ:50号

胴付き(1)

ロッド:がま船 タイドスター50号
リール:シマノ 小舟1000
道糸:PE3号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:30号

胴付き(2)

ロッド:シマノ 海上釣り堀シーリア400H
リール:ダイワ ミリオネア250
道糸:フロロカーボン5号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:25号

マキエサ:オキアミ
サシエサ:オキアミ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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