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今回の釣行は同船サポートで、またまた浅海40mで青物、真鯛、大アジ狙いですが、クライアントはリピーターの岩渕さん親子です。

岩渕氏のご子息は小学2年の春希君。今回で3回目の串本のカセ釣りですが、毎回、色々な魚を釣ってくれてます。今回も、未明の竿出しから16時の納竿まで大活躍だったです。

今回の釣行は1月6日でしたが、実は、この前々日にも僕は釣即の取材のお手伝いでカセに乗っていたんですが、当日(4日)は、湾内でイルカの目撃があったり、大島フィッシングの40mのカセではウミガメが胴付きに引っかかったりで、アジ釣りも壊滅状態に陥落でした。

4日は完封負け。というわけで、恒例の「お手上げポーズ」だ

サメ、カメ、イルカは釣りおける「三大疫病神」と言っても過言ではなく、「現れると、まあ、釣れない」が釣りの常識といった所で、今回6日の釣行はその翌々日だし、どっちかというか、「さすがに厳しいんチャウか」が乗船前までの予想(というか本音)でした。

以前にも、イルカが現れてからアジが全く釣れなくなったことなどもあったので、「青物をメインで釣って、それから少し流して昼上がり」のプランにしようかなと、ちょっと思ったんですが(その方が賢いような気もした)、クライアントは親子で来るし、子供に「やる前から腰が引けてる大人なんか見せれない」ってのもあるし、「全力でやるしかない」に気持ちを切り変えました。

日の出とともに、青物は入れ食いに

年末年始は人が込み合って、青物も「少し深めを狙うのが得策」という傾向にあったんですが、この日の未明は、隣のカセ(常連の立木氏が乗船)で20m前後のタナでアタリが多発してました。

立木さんのカセは夜明け頃には(釣りを)緩めないとクーラーに魚が収まらないようなスタートダッシュを決めましたが、こちらのカセでは、暗いうちはほとんどアタリが無く、苗我の水道が少し明るくなってきたタイミングで、ようやく一発目のアタリが出ました。

「毎日のように釣りに行っているし傾向は人一倍掴んでいた」ってのが邪魔をして、ちょっと、「浅めの高活性」は予想できなかったです。イルカとカメの事もありましたからね。

明るくなっていくにしたがって、タナは深くなっていくわけで、ようやく、攻めとタナが合致したって感じでした。

ファーストヒット。惜しくもバラシになったがダブルヒットだった

この後も、コンスタントにアタリを拾って、青物タイムは無事終了。終わってみたら、ブリ、メジロが9本と、70cmオーバーのカンパチのおまけ付きでした。

100リッターのクーラーの途中経過。バラシが4発あったが、全部取っていたらあふれていた

思ったより釣れた、というか、潮の流れはかなり感じよかったし、「(潮)色も悪くない」と見えたので、「これはアジも大丈夫かな」と感じました。

真鯛、大アジも納得の釣果

今期の浅海は大アジも好調ナンですが、釣れるタイミングが「昼以降」の場合がほとんどです。イワシフカセの青物釣りは7時半から8時ごろには終わるし、大アジの時合いまで、5、6時間は、あんまり釣れない時間帯をカセの上で過ごすことになります。

この時間帯を「砂漠の時間」と僕は呼んでますが、砂漠にはオアシスがあって、オアシスのタイミングでは真鯛や青アジがボチボチと釣れたりします。基本的に、サシエのオキアミエサが取られるようなら「オアシスは近い」と見るし、全く取らないようなら「寝ててもOK」ナンですが、この日は、オキアミの完全フカセの一投目からサシエを取ってきたので、「チャーリー(チャリコ:小型の真鯛)くらいはあるかな」が第一感でした。

2投目の完全フカセは底を1ヒロ切って入れてみましたが、仕掛けが馴染んで直ぐに舞い込みました。

ロッドを絞った感じで直ぐに真鯛を確信できたので、「これは春希にやってもらおう」。難なく上がってきた真鯛は天然もので1キロ500くらいの良型サイズだったです。

大人が釣っても大喜びなんだから、もうちょっと嬉しそうにしろ、春希。(笑)

岩渕氏は「大アジを釣りたい」で早々に胴付き仕掛けでしたが、真鯛の気配があるし天秤フカセに変更してもらったら、これも2投目に舞い込んで2キロクラスをゲットできました。

この真鯛は氏の後日報告では「白子が入っていた」という事で、もう、真鯛は乗っ込みが始まってます。いや、最近の串本湾内は潮が変わって解らんようになりました。(通常は真鯛の乗っ込みは3月からってところです)

大アジもこの後コンスタントに釣れたし、最後の最後には胴付きにメジロも掛かってきて、終わってみれば、持ち込んだ100リッターと30リッターのクーラーは満タンの大釣りでした。

春希の初釣り、大成功と言った所でした。

同船サポートのご案内

串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。

「YouTubeで観たあの釣りをやってみたい」あるいは、「もっと串本のカセ釣りを詳しく知りたい」、「せっかく串本のカセで釣りをするので、出来るだけキチっと釣りをしたい」などなど、快適な串本のカセ釣りを案内しサポートするのが同船サポート&ガイドのサービスです。

ガイド料が発生する有料のサービスですが、普通なら「10回通わないと見えない(解らない)ことが、たった1回で解る」ので、串本のカセ釣りの醍醐味を知るには近道という事です。

詳細は以下のリンクから案内してます。

串本大島カセ釣り研究所:同船サポート&ガイドのサービス

2023年1月6日 イワシフカセでガチでファミリーフィッシングをするとこうなる(前編・入れ食いのイワシフカセ)

使用タックル

レンタルタックル

ロッド:パワーウルフ220M
リール:ダイワ タナセンサー500
道糸:フロロカーボン12号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

メインタックル

ロッド:アルファタックル オデッセイAM302
リール:シマノ海魂3000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ

2023年1月6日 真鯛、大アジ狙いでガチでファミリーフィッシングをするとこうなる(後編・真鯛、大アジの釣り)

使用タックル

完全フカセ(真鯛釣り)

ロッド:シマノ 海上釣り堀シーリア400H
リール:ダイワ ミリオネア250
道糸:フロロカーボン5号
針:フカセ真鯛12号

天秤フカセ(真鯛釣り)

ロッド:がま船 タイドスター50号
リール:シマノ 小舟1000
道糸:PE3号
ハリス:6号8m
オモリ:50号

胴付き(1)

ロッド:がま船 タイドスター50号
リール:シマノ 小舟1000
道糸:PE3号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:30号

胴付き(2)

ロッド:シマノ 海上釣り堀シーリア400H
リール:ダイワ ミリオネア250
道糸:フロロカーボン5号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:25号

マキエサ:オキアミ
サシエサ:オキアミ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2023年 1月 24日

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