イワシのウキフカセでバラシまくる人がいるらしい

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今回は浅海奥のカセにグレをメインに狙ってきました。

前日の朝に同船依頼の電話を貰って、「グレを釣りたい」とのこと。船頭に確認したらカセは空いていたので請けることにしましたが、今季のグレは簡単に釣れてくれる代物ではないので、「うーーん、どうしようか」。

依頼者はズボフカセがメインの釣りという事だし、これは従来型の本筋の釣り方。しかし、当日は大潮で「午前中は引き(潮)だし、ちょっとリスクあるな」とも思いました。そこでリスクヘッジにイワシエサを準備して、僕の方はイワシエサを使ったウキフカセにして、当研究所の最新のグレへのアプローチなど色々とご覧いただくことにしました。

「イワシを持っていれば、メジロくらいは土産に出来るかな」とも思いましたが、メジロ釣れなかったです。。。

釣れないグレ

11月の浅海奥は、グレは大型は少なくなるものの、35cmから40cmくらいの型で数が出るのが季節のパターンというものでした。

5年前。2017年11月10日の釣果。グレは44枚だ

2017年から続く黒潮の蛇行、また温暖化は加速し、湾内の潮にも、ここ2、3年でかなり影響が出てきているように思います。上の写真はアオサで入れ食いにした時のものだったですが、今期に至っては、そのアサオがほとんど湾内には付いてなし、少ないアオサをナンとか入手して「昔(5年前)のやり方」で釣りをしてもエサ取りだらけで釣りにならない状況が続いてます。(5、6枚とか、パラっとは釣れるんですけどね)

この状況下で5、6枚釣れる人は、「いやぁ、すごいな」とは思います。(嫌味とか皮肉とか、一切無いです。本当にそう思う)

でもね、本来の浅海のグレって、そんなもんじゃないんですよ。

最初の頃(2013年)は、上手に釣れずに40cmのグレ3枚で上がったら、船頭に「あれ、潮悪いんか」って言われたり、ベテランの常連に勝負を挑んで30枚釣って「ドジャー」ってやったら31枚釣られて「こんだけ釣っても勝てんのか。とほほ」って叩きのめされたり、25枚の釣果の時は30枚よー釣らん自分に腹が立ったりしてたんですよ。

それも、全部良型のグレばかりです。このレベル、このハイレベルのグレ釣りだからこそ、僕は磯釣りを捨てて浅海(カセ)のグレ釣りにのめり込んだんです。

おそらく、もう、前のやり方(釣り方)では、まともに釣れないんじゃないかって思うんですよ。ただ、グレが居なくなったわけでは無くて、釣り人側が海(潮)の変化に対応できてないだけじゃないかと、僕は思ってます。

釣れないグレは、何かを変えるとか、何かを加えると釣れると、僕は確信してます。

でもって、もうちょっとで謎解きが出来る所まで来ていると思うんですけどね・・・

まあ、これ以上は、釣ってから書きます。笑(あー、グレ釣りたいなぁ)

コッパかオバケか

今回は、ウキフカセをスルスル(全層仕掛け)にセットして、タナは3mから15mくらいまで段階的に狙う釣りを展開しましたが、グレは9mくらいの所で当たってきました。

スルスルのタナの話なので、かなりファジー(いい加減)なんですが、グレがイワシのマキエで浮くのは間違いないと思います。

水面下7mくらいの所にはコッパ(グレとイスズミ)がたくさん見えるんですが、「コッパを避けて、その下のデカいグレを」と思うのがそもそも間違いかも知れないと、ちょっと思いました。(良型が)見えては居ないけど、そのくらいのタナで張っている方が(エエグレが)あったような。これは経験則をベースにした感覚的な部分ですが、ちょっと思いました。(一緒に山盛りのコッパも釣る事にはなりますが・・・)

僕の場合、「グレを釣りたい」ってのも確かにありますが、それよりももっと強い欲望が「磯竿を極限までブン曲げたい」(カセ釣りレッドゾーン)なので、どうしても深く深く狙ってしまう癖があります。

今回のクライアントはグレ釣りを学びに来てたので、「浅ダナで」とも思いましたが、「コッパを釣って見せる」のと、「ボトムの化け物と勝負する姿で“魅せる”」のと、彼にとってどちらが貴重かなと考えた時、「いや、せっかくのご指名やし、後者やろ」にしました。(潮も感じよかったし・・・笑)

9mくらい入ったところで手を返せば、おそらくグレメインで釣れると思います。それ以上、ドンドン入れたら、ボトムはオバケの巣窟みたいになっているので、これも美味しいです。笑

おそらく12月の第一週目に今年初の寒波が来て、それでまた変わると思いますが、それまでは、この楽しい釣りが出来ますからね。

「青物に飽きてきた」って人には、お勧めですね。

同船サポートのご案内

串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。

「YouTubeで観たあの釣りをやってみたい」あるいは、「もっと串本のカセ釣りを詳しく知りたい」、「せっかく串本のカセで釣りをするので、出来るだけキチっと釣りをしたい」などなど、快適な串本のカセ釣りを案内しサポートするのが同船サポート&ガイドのサービスです。

ガイド料が発生する有料のサービスですが、普通なら「10回通わないと見えない(解らない)ことが、たった10分で解る」ので、串本のカセ釣りの醍醐味を知るには近道という事です。

詳細は以下のリンクから案内してます。

串本大島カセ釣り研究所:同船サポート&ガイドのサービス

2022年11月8日 イワシのウキフカセでバラシまくる人がいるらしい

使用タックル

ウキフカセ

ロッド:シマノ BB-X SP MZ 1.5号
リール:シマノ BB-X ハイパーフォース4000
道糸:ナイロン3号(サスペンド系)
ハリス:3号~5号
針:フカセ真鯛10号、12号、伊勢尼10号

マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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