コラム・浅海の寒ブリの釣り方2023

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串本のカセ釣りでは、イワシフカセの青物釣りを僕は、2015年の秋からやってます。

この9年間、実に色々な変化があったと思います。当初は権現の沖側のカセ(外の浜カセ)でやっていて、それが2016年秋に浅海中(今の35mポイント辺り)から40mで食いだすようになったんですが、2016年、2017年、2018年はほとんど浦見の掛かりでメジロを釣ってました。

2016年11月2日(浅海中)の釣果だ

青物釣りのメインポイントが浅海の40mになったのは2019年の年明けからで、これは時系列でみると、湾内のマグロの小割の設置状況の変化に伴って、メインで釣れるポイントも変化してきたことと見て取れます。

青物の生息数は増加中

ご存じの通り、黒潮の蛇行は2017年から始まり、それに伴って水質も変化し、湾内で釣れる魚も歩調を合わせるように変化してきました。ただ、青物は、湾内の水質の変化には強かったというか、小割の設置状況の変化という「環境の変化」に順応して、その生息数を伸ばしてきたと思われます。

要は、10年前の昔々はそんなに頻繁に釣れなかった青物が、今はアホほど数がいるので、言い方は悪いですが、潮と運さえ良けりゃ、どうやっても釣れる。そんな時代です。

どうやって釣っているか見せて欲しい

ただ、どうやっても釣れるとは言え、「潮と運さえ良ければ」の条件付きです。例えば、流れが悪い(流れない)から食いが渋いとか、流れ過ぎて釣りづらい(釣りにならない)とか、人が込み合いまくってスレまくっているとか、色々な条件があるわけじゃ無いですか。(水温の変化には比較的強いと思われるが、例えば一気に4℃とか下がると、さすがに渋いだろう)

そういう色々な条件下においても、せっかく釣りに来たわけだし、カセに乗ったからには、仮に妙な悪条件に阻まれても、一発くらいはナンとかしたいわけですよね。(それが釣り師ってもんだ!)

だから、釣っている所(魚とのやり取り)ばかりじゃなくて、「どうやって釣っているか見せて欲しい」って要望が来るわけですよね。(多い、実に多い。。。笑)

誘いを入れて食わせる。誘いの入れ方は・・・

釣果情報ばっかりみて、「次は俺も、私も、おいどんも・・・」とか思われるかもしれないですが、キチっとした釣り方、それに串本カセの青物釣りの色々な事が解ってないと、その一発くらいさえも、何ともならなかったりしますからね。

イワシフカセの青物釣りは、非常に単純(シンプル)な釣りなので、釣れるときは、本当に簡単にドデカイのがバカスカ釣れます。しかし、シンプルであるが故の難しさとも表裏一体と言えます。

たくさん青物が居るのはあなたも、私も、僕もおいどんも、みんな知っているわけですよ。それが、自分だけ釣れなかったりしたら悔しいじゃないですか。

串本大島カセ釣り研究所のYouTubeチャンネルの視聴者の方、ウチの公式サイトの読者の方には、そういう悔しい思いはして欲しくないし、せめて、マキエのタイミング、サシエの付け方、仕掛けの入れ方、誘いの入れ方だけでも(出来れば、やり取りの竿さばきなども)覚えてもらったら、少々厳しい条件下でも一発くらいはナンとかできると思うんですね。

そう思って、編集少なめの尺を動画にしてYouTubeチャンネルにアップしてます。

「どうやって釣っているか見せて欲しい」、要望には応えました。後は、繰り返し動画をご覧になって、覚えたことを、実践で試して自分の物にして下さいね。

特にマキエの仕方

当コラム、タイトルは「浅海の寒ブリの釣り方2023」としてます。

この冬は、潮が良く流れるので、マキエの仕方として、底撒きペットの使用頻度が上がっていると感じてます。

潮が良く流れるため使用頻度が上がっている

また、昨年は暗いうちに、ムツゴ(黒ムツの幼魚)やサゴシ(サワラの幼魚)が多かったので、ちょっと手を焼きましたが、今季は未明のエサ取りが青アジがメインで、青アジはサシエを取らないので、暗いうちからブリ、メジロが当たってきます。

未明のメジロは15mから25mの中層で当たるので、そのタイミングのマキエの仕方なども、研究課題と言えます。

以下の研究資料動画をご覧になる方は、そういう課題も、「次はこうやってみよう」とか「俺ならこうする」とか考えながらご覧下さいね。

では、動画は以下です。長い動画なので、時間のある時に、じっくりとご覧下さいね。

2023年1月某日 イワシフカセで釣りたい人が観る動画(研究資料動画)

メインタックル

ロッド:シマノ リアランサー完全フカセH300
リール:シマノ海魂4000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:船ヒラマサ14号

サブタックル

ロッド:アルファタックル オデッセイAM302
リール:シマノ海魂3000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:船ヒラマサ14号

磯竿タックル1

ロッド:がまかつ パワースペシャルフカセ6号
リール:シマノ ジガーLD2000
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:船ヒラマサ14号

マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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