串本のカセの定番的なグレ釣り

串本のカセのグレ釣りについて

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串本のカセ釣りでは、グレは、真鯛、青物(ブリ、メジロ)と並んで、三大人気ターゲットと呼べるターゲットの一つでしょう。

グレは通常では、磯釣りで釣ることがほとんどですが、串本大島の湾内のグレは、数、型ともに、驚異的と言っても過言では無いし、おそらく、紀伊半島の磯のグレ釣り場で、串本大島の湾内よりも、数も型も揃えられる地域(ポイント)は無いと、僕は思います。

まあ、カセ釣りのグレ釣りなので、磯釣りと比べても仕方ないですが・・・

串本大島・湾内のグレの特徴

2016年6月20日に累計1000枚を達成した時の記念写真。

僕が、カセのグレ釣りをメインでやっていたのは、2013年7月から2016年6月の、足掛け4年の丸3年で、この間に、キーパーサイズ(30㎝以上)で、1000枚のグレを釣って「串本のカセのグレ釣り」を調べまくっていたことがあります。

該当期間の3年間で、132回の釣行で1022枚の釣果。平均釣果枚数は7.74枚で、30cm未満のコッパグレは、もちろん含まれていません。

期間中の釣果の写真は、下のリンク先の旧ブログにアップしてます。時間のある時にでもご覧ください。

関連記事:浅海のグレ釣り・1000枚ミッション完了

串本のカセで釣れるグレは、良型から大型が多い

50㎝のグレ3枚の魚拓。大島フィッシングの仮眠所に飾ってますから、行くことあったらご覧ください。

串本のカセで釣れるグレは、ほぼ100パーセント口太グレですが、良型から大型が多いのが特徴的であると言えます。

1000枚釣行をやっていた時期は、「外道」となる30cm未満の木っ端グレは、ハッキリとカウントはしてませんが、10枚も釣れなかったと記憶してます。

まあ、これは、「カセが木っ端の少ない所に付けられている」ってこともありますが、ここいらに生息するグレが大型化するのには、ちゃんと理由があります。

すなわち、「養殖のエサのコボレを食っているから」です。

ここいらのグレは、栄養価が非常に高いエサ(ペレット、冷凍イワシ)をメインに食っているので、脂の乗りが良く、体高があって、肉厚で、適度に潮通しの良い生息環境なので、筋肉質で長さも伸びるのが特徴と言って良いでしょう。

1000枚釣行時には、45㎝以上の釣果率が約20パーセントで、50㎝オーバーも10数枚は釣りました。1000枚釣って、木っ端より50オーバーの方が数が多いわけだったので、「良型から大型が多い」と言う表現は、大袈裟でも無いと言い切れます。

串本のカセで釣れるグレは、味が良い

「養殖エサの影響で串本大島の湾内のグレは臭いんじゃないか・・・」とか思う人もいるかも?ですが、確かに、昔の養殖の魚は、与えるエサの影響等で美味しくないものもあったそうです。「ペレットの臭いがする・・・」なんて言うのを、聞いたことがあります。

しかし、大手養殖業者(マルハニチロホールディングスとか)や近畿大学などが、「資本」と呼べる大金をベースに、人材も設備も時間も惜しげもなくつぎ込んで、養殖も一大産業としてここまで展開してきているわけです。常識的に判断しても、いつまで経っても「ペレット臭い魚」なんて生産し続けるはずもなく、ついには、養殖の魚は「天然より美味しい」って言う人も数多くいるくらいです。

内臓を取り巻く脂は、バターで巻かれているような感じ。こういう個体がほとんどで、非常に美味しいのが特徴です

回転ずしのネタもスーパーに並んでいる魚も、ほとんどが養殖だし、「海上釣り堀」なんて言うのが最近では人気ありますが、「海上釣り堀は、養殖業者が魚を売りたいから、釣りをセットにしているだけ」ってのが大半です。

極論言うと、海上釣り堀は、「釣りに行って魚を持ち帰る」のではなく、「釣りがセットになっている魚を買いに行く」が正解で、「釣り堀の魚は美味しい」と言う人がほとんどです。

大いに脱線しましたが・・・笑

何が言いたいか(書きたいか)と言うと、養殖のエサは、魚の味を良くする効果が高いエサで、そのコボレを食っている天然の魚は、同じように美味しくなる上に、網の外で泳いでいるので運動量も豊富で、非常に品質の高い肉質を持った個体になると言う事。

旬の魚が美味しいのは、その時期に脂の乗りがよくなるわけですが、養殖エサのコボレを食っていると、年中適度な脂の乗りになるので、串本の湾内で釣れる魚は、平均的に美味しいということになるわけで・・・

ご存知の方も多いとは思いますが、串本大島の湾内のグレは、異常と思えるほどの旨味を有してます。

釣り方とエサ

通常のグレ釣りと言えば、磯の上物の釣りで、フカセウキ(主に円錐ウキ)を使ったウキフカセの釣りで釣ることがほとんどです。

カセ釣りのグレ釣りも、磯釣り同様に、円錐ウキを使った釣りは出来ないでも無いです。実際、磯の上物がメインの釣りだった僕は、フカセにこだわって、かなりの数のグレをウキフカセで釣ってきました。

しかし、フカせるよりもタナをキチっと取る方に分があるカセのグレ釣りでは、ウキは円錐ウキよりも棒ウキの利用に分があります。サシエにオキアミを使わないことなども原因の一つとも思います。

釣り方とサシエサの種類で、それぞれを見ていきましょう。

ウキ釣りは、棒ウキに分がある

養殖のエサのコボレに付いているグレは、メインのサシエサに「ペレット」を利用します。練エサなので、重量があり、フカせる釣り(軽い仕掛けの釣り)には、このエサは向いてません。

乾燥ペレットがマキエサで、練餌のペレットがサシエサ。マキエサは集魚効果が非常に高く、サシエサはアジやサバには弱いです

練エサのウキ釣りの場合は、タナが取りやすい棒ウキの利用が勝りますが、串本大島のグレ釣りでは、平均的に当たって来るタナが9mから15mくらいとかなり深いし、浅海のグレ釣りポイントなどでは、見た目以上に潮は流れるし、小割のロープの近くの狭い場所を釣ったりするので、軽い仕掛けでタナまで入るころには、ポイントからずれているなんてことにもなりかねません。

仕掛けや釣り方のカテゴリで詳述解説もしますが、ウキは2号の棒ウキが定番的な号数と形状で、天候や状況などにマッチできるように、その上下(1.5号と3号)を揃えておくのが基本的なウキ釣り仕掛けの準備です。

ペレットは、アジやサバのエサ取りには弱く、そのようなエサ取りが大量発生した場合は、アオサ(海苔)を利用した釣りも非常に有力ですが、アオサの場合は、重量が軽く、水中での抵抗がかなりあるので、このエサを使用する場合は、ウキフカセに分がある場合があります。アオサエサについては、本項では割愛しますが、別項で詳述解説します。

ズボ釣りで竿下を釣るのも有力

水深が深いカセでは、ズボ釣りオンリーが有力。ドカーンと当たってくるので、かなり面白いです

水深が深いカセに乗った場合や、風が強い時、あるいは、潮流が速い時など、ウキ釣りよりもズボ釣りに分がある場合があります。

と言うか、せっかくカセに乗っているので、足元を釣らない手は無いわけで、ズボ釣りは、串本のカセのグレ釣りにおいては、最も有力な手段と言っても良いと思います。

(僕は、ウキ釣りメインなので、実は、ズボはあまりやってはいないんですが・・・)

この釣りは、アタリはドカーンと来るし、当たりだすと二本の竿の両方に当たったりするので、ロッドキーパーに掛けて釣りをするのがお勧めです。

釣り方は簡単で、道糸に中通しのオモリを通して、サルカンで止めて、ハリスを矢引(約80㎝)出すだけです。ペレットをサシエに利用するなら、ハリスにガン玉とか必要ありません。(アオサの場合は付けた方が良いです)

ウキ釣りばかり釣れる場合もあれば、ズボばかりに当たる場合もあるし、出来れば、両方持ち込んで、その日のヒットパターンを探りながら一日を釣りを組み立てられるのがおすすです。

串本大島湾内のグレ釣りのポイントは

串本大島のカセ釣りでは、色々なポイントでグレ釣りを楽しむことができますが、有力ポイントがいくつかあります。

まずは、ポイント図を見てみましょう。

小割に付いたグレを狙うのであれば、「浅海奥(浅海グレ釣りポイント)」、「水谷周辺」、「大島港」、「一文字」、それに「須江」でしょう。

橋杭沖も底が荒いのでグレは釣れますが、ここで釣れるグレは、磯釣りで釣れるグレに近いと思います。また、一部の渡船店の釣果欄で「湾外」と表現されることがありますが、これは苗我島の南側辺りで、この周辺のグレも磯釣りで釣れるようなグレになると思います。

浅海奥(浅海グレ釣りポイント)

渡船店は、大島フィッシング、愛丸、河田フィッシング、フィッシング隼が主に付けてます。浅海波止の捨て石を狙う釣りとマグロの小割の網に付いたグレをイワシエサで狙うグレ釣りがあります。

水谷周辺

フィッシング隼で、「南側」と呼ばれるポイントがここいらです。マグロの小割のエサに付いたグレが中心に狙いますが、型、数ともに見込めるポイント。非常に有力です。

一文字

田代港の沖の一文字の沖側の真鯛の養殖小割から一文字向きを釣るポイントです。大裕丸が付けてます。(超大型の実績多数)

須江

マグロの小割が多数あるので、エサに付いたグレは、相当数いるはずです。イワシエサで釣るのが有力と思えます。

大島港

カセ釣りも可能ですが、大島港の赤灯(地かた)からペレットエサのウキ釣りで釣る人が多いです。カセ釣りでは無いので、詳述は割愛します。

大島港は、地寄りのポイントにカセを付けてもらえたら、グレ狙いは有力で、大型の可能性があります。

まとめ

串本のカセ釣りで釣れるグレは、栄養状態が非常に良い上に、大型の可能性があるので、道具はそれなりの道具で釣るのが得策です。時折3キロに掛かりそうな個体(おおよそで55㎝オーバー)の可能性もあるので、ハリスは3号から落とさない方が得策です。

ポイントもたくさんあるし、何処の渡船店でも実績は十分です。

釣期は、梅雨から初冬に掛けてが有力で、水温が下がってくると、食いが渋くなるのも、ここのグレの特徴の一つであるとも言えます。

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兼崎 秀治

兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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