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磯竿論・その3(適正号数)

磯竿をカセで使うのは、

などなど、やめておいた方が良い理由はナンボでも出てきそうですが、メリットも色々とあるわけです。

例えば、グレ釣りに1号の磯竿を僕はメインで使用しますが、

そして、

この最後の理由は、知らない人も多いかもですが、例えば、1.5号の磯竿で50cmオーバーのグレと格闘する場合、環境や状況、それに釣り人のスキル(熟練度合い)にもよりますが、

上記の数値が、標準的な適正号数となります。

(竿が)短いと大きな号数のハリスが必要で、長いと、ハリスを落としても、同じくらいの強度が出る。

まあ最近は、3.9mや6.3mの磯竿は、ほとんど無いし、カーボンの質が飛躍的に向上しているので、上記の適正号数は、一昔前の話になるかもですが・・・

閑話休題(そりゃそーと)

自分にとって適正な号数

高号数になればなるほど、長さが長くなればなるほど、竿の自重は増します。そして、竿の自重が増せば増すほど、竿の強度は強くなります。

なので、大きな魚を釣る場合、大きな号数の磯竿を使うべきですが、一つ、困った問題ある。すなわち、「大きな号数のロッドは、重たい」という事。

石鯛竿でマトモに伸された図。底物竿なので、上物竿のような号数換算は難しいが、あえて号数を付けるなら24号から27号くらいに相当すると考えられる。「何が掛かっても大丈夫」という安心感がある反面、伸されると恐怖すら感じることになる

磯竿を使うと言っても、磯で使用するのは無く、カセで使用するので、ほとんどのシチュエーションで「置き竿」になります。なので、「持ち重り感(モーメント)」という問題は、さほど気にすることは無いのですが、それでも、竿は軽いに越したことは無いです。

「軽いに越したことは無い」という事で、操作性を重視して軽さを求めると、どうしても、大きな魚が掛かった時にトルク負けしてしまう。とは言え、重たい竿を一日振るのは、想像以上に大変です。竿受けに掛けた置き竿であってもです。

この、相反する問題を紐解くのは、釣り人個々の趣味趣向もあれば、スキルもバラバラ、メインのフィールドも違うので何が当たってくるのかも、おおよそでは予測できても、「解らん」わけだし、それゆえに「正解なんかない」わけです。磯竿に、色々な号数がラインアップされているのは、その人にとっての適正号数を準備する必要があるからと言っても過言では無いかも知れないですね。

カセ釣りレッドゾーンの釣り。この釣りに適した「僕の号数」を探す旅はつづく

適正号数は、標準的な適正号数の他、「自分にとって適正な号数」が存在するという事。

自分にとって、自重が軽ければ、スピーディーに取りまわすことが出来る。しかし、スピーディーに取りまわすことはできても、トルクが足りないと、結局は狙いの大物は仕留めることができない。

その狙いのターゲットを仕留めるために、最も軽くて最も強いロッドを選ぶ必要があるという事。そして、その正解は、自分で調査しないと、誰も正解は解らないという事。

フィールドテスターのプロモーション映像も、釣具店の、釣り具に詳しい店員の案内やお勧めも、参考にはなれど、尊ぶには足らんという事です。

こんなん、言われてみりゃ当たり前の事なんですが、軽視している人がめちゃくちゃ多いです。

と言っても、磯竿をほとんど使ったことが無いなんて人は、「じゃ、どうすんだ?」になっているかもですが・・・笑

この話は、串本のカセ釣りで磯竿を使う話なので、僕が磯竿使っている映像を参考にして、「まずは、この号数から試してみよう」ナンて感じで、自分にピッタリの磯竿を探すようにしてください。

たまーーーに、こういう質問を受けるんですが・・・

「浅海のグレを釣るのに、磯竿は何号が良いですか?」

「1号か1.2号か、1.5号くらいで、持ってるもんで良いですよ」と答えますが、

「わかんねーよ。」

実は、これが、本音だったりします。笑

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