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串本のカセで釣れる色々な魚たち(外道集)

釣りをしていれば、「外道」はつきものですが、本命よりも引きが強かったり、サイズが大きかったりするような魚もいれば、非常に美味しい魚だったりする場合もあります。

掛かってくれば色々な状況を把握するのに役だったりする場合もあるし、楽しかったりする場合もあるし、ある意味、外道は釣りの「名わき役」と言っても良いと思います。

串本のカセ釣りでも、色々な外道は釣れますが、これまで釣ってきた、色々な外道をこのページでは紹介しようと思います。

ヒラスズキ

普通、波やうねり、サラシが無いと、ヒラスズキは釣りの対象にはなりづらいんですが、この一撃は、何を考えていたか、べた凪のカセ釣りで掛かってきました。

飲ませ釣りで、浅海のグレ釣り場で食ってきました。

どうでしょう。3キロくらいだったかしら・・・

イシガキフグ

イシガキフグは、普通は、底物釣りの定番の外道ですかね・・・

昔、串本袋の一ノ島で石鯛釣りをやっていた時に、隣の人が釣ったのを見たことがありましたが、まさか、グレ狙いのアオサのエサを食ってくるとは・・・でした。

この一撃は、サイズがそこそこあったので、まあ、ビックリしました。サシエはアオサで掛けたし、掛かった瞬間は「串本記録のグレじゃー」で、猛烈にワクワクしましたが、姿を見たときのがっかり感は半端なかったです。

トロ箱一杯分くらいのサイズ、何キロあったんでしょうか?

一応、「食えるらしい」ですが、この釣行ではグレもたくさん釣っていたし、「コイツのおかげでスカリがさらに重くなる」ってのも、どうかと思ったので、爽やかにお帰り願いました。

マトウダイ

外道と言っても、このターゲットは人気があるので、専門に狙う場合などもあります。

12月頃から、「寒のヒラメを狙いながら、ついでにマトウを狙う」なんて人も多いです。

骨がめちゃくちゃ固いので料理はしづらいし、その上、食味は大したこと無いと来ているので、個人的な感想としては、「釣れてもお帰り願うくらいでも良いかも・・・」くらいにしか感じてませんが、飲ませ釣りで数が当たるし、青物のように大暴れすることもないし、「釣りやすい」って言うことで、人気のターゲットですね。

網のスカリに入れると、直ぐに死んでしまうので、持ち帰るなら、釣れたら直ぐに締めて、クーラーに保存が基本です。

イガミ(ブダイ)

和歌山県南部では、非常に人気のあるターゲットですが、海藻類を好んで食すので、アオサをサシエにすると、よく当たってきます。海苔グレの釣りの定番的な外道です。

写真の個体は、カラフルな色をしてますが、小豆色の個体が味が良いとされてます。カラフルな個体は、磯臭い個体が時折あるので、持ち帰る際に、血抜き処理とかは、キチっとやっておきたいと思います。

ミノカサゴ

これも飲ませ釣りの外道ですが、引きはめちゃくちゃ弱いです。

ヒレにはトゲがあり、刺されるとかなり痛いらしいので「取扱注意」ですが、食すと驚くほど美味しいのも、この魚の特徴です。

ヒブダイ(キバンドウ)

ヒブダイは、とにかく、ビックリするくらい引きが強いのが特徴です。

写真はメスですかね?この魚は、オスとメスで、色がかなり違うんですが、オスは青みが強くて、めっちゃ大きくなるって話だったと記憶してますが・・・

身にクセが無いので、フランス料理などによく用いられますが、裏を返せば「味付けしないと大したことが無い」って魚です。

引きだけ楽しんで、お帰り願う・・・くらいで良いと、僕は思います。

アオブダイ

アオブダイは、ヒブダイ同様に引きは、かなり強いです。

写真の一発は、浅海のグレ釣り場で釣りましたが、エサはアオサでした。

見た感じは、見ての通りかなり毒々しいので、食べる気にはならないですが、キモ以外は食べれないことは無いです。

(キモはシラテガの可能性が高いので、食べない方が良いです)

頭部のこぶがゼラチン質で、煮つけなどに向いているという話も無い事は無いです。身はたんぱくで、唐揚げくらいにしか出来ないと思います。

カワハギ

ご存知の通り、食味は最高レベルです。キモ醤油で頂く薄造りは、絶品です。

ホバリングしながらエサを取るので、針掛かりさせるのが難しく、これを「辛気臭い」と思うか「マニアック」と思うかで、釣り味は大きく変わってきます。。

僕は、好んでは釣らないです。(当たったら「竿は曲がるとこまで曲がる」が好きな釣りなので、カワハギ釣りなんかやると、イライラしてダメです。笑)

マハタ

いわゆる「高級魚」で、刺身、煮つけ、鍋、どうやって食っても美味いとしか言いようがない魚です。

飲ませ釣りの外道でよく当たってきますが、釣れたら宝物を拾ったような気分にさせられます。

マハタの超大型サイズは「カンナギ」と呼ばれますが、湾内には、大きくても4、5キロ程度のものしかいないと思います。

イギス(オウモンハタ)

イワシエサのフカセ釣り、もしくは、飲ませ釣りでよく当たってきます。

ハタ系の魚なので食味はよく、釣れたらかなり嬉しいモノでもあります。

ただ、湾内のイギスは小型が多く、釣り味が少し不満です。時折、4、5キロのサイズが出ますから、それが釣れたら合格と思います。

エイ

夏場のイワシエサの釣りの定番的な外道です。

サイズは10キロから15キロくらいのモノが多く、引きはスピードは大したことは無いですが、遊泳力は半端ないです。

サシエが底に付かない限りは、あまり当たらないので、釣りたくない人は、底を切って道具を入れておけば、ほとんど当たってくることは無いです。

ボラ

ボラは汽水域に多い魚なので、湾内のカセ釣りではあまりない魚ですが、時折大量発生したりします。

ぬめりに特有のニオイがあるので、嫌われることがほとんどですが、食すと案外美味しい魚であったりもします。

ボラの卵は「からすみ」と呼ばれる珍味で、秋に釣れる大型サイズは値打ちがあると言う事ですが、僕のような料理の素人が上手にカラスミを作れるわけもないので、掛かってきたら、引きだけ楽しんでお帰り願うようにしてます。

ガシラ

底潮に良潮が走ったタイミングで、よく当たってきます。美味しい魚なので、喜んでクーラーに仕舞うのは、もちろんOKですが、潮のコンディションを測るのに最適な魚であるとも言えます。

ハモ

イワシエサのメジロ釣りの外道でよく当たってきますが、食味が非常に良いので、出来れば持ち帰りたい魚であると言えます。

上の動画の通り、非常に攻撃的なので、締めるのが大変ですが、下の動画のように、トロ箱に水を張って、飛び出さないようにタモをかぶせておけば、30分程度で弱ります。

料理は骨切りが大変と思われるかもですが、やってみると意外と簡単です。

ウツボ

串本のカセで釣れるウツボは、大型サイズが多く、動画のウツボは、実に4.8キロほどありました。

釣り上げると、非常に攻撃的だし、歯はカッターナイフの刃先のような鋭さを持っているので、とにかく、噛まれないようにすることが重要です。

和歌山ではウツボを食す文化がありますが、処理をキチっとやれば、確かに、非常に美味しい魚ではあります。

腹身の所には骨はありませんが、それ以外は、変則的に骨が入っているので、料理は大変です。ちなみに、腹身は薄造りにしてポン酢で頂くと「かなりの珍味」です。

ぬめりさえシッカリと取れば、ニオイは無くなるので、煮つけや唐揚げなどでも美味しいし、皮と身の間の脂はゼラチン状になっていて、鍋で頂くと、旨味が強烈です。


画像が準備できなかったので、このページで紹介出来てない外道では、「イサギ」や「イトヨリダイ」、「サンノジ」や「石鯛」なども高頻度で釣れているし、とにかく、色々な魚が串本のカセでは釣れます。

食べてみると、意外にビックリ!なんて魚も多いですから、頑張って釣ってみて下さい。

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